毛虫駆除の豆知識 毛虫の種類や特性について
毛虫とは、蝶や蛾の幼虫の中で、体表に毛が生えているものの総称です。
毛虫というと、すべて毛に毒をもっているというイメージがあるかもしれませんが、実際には、
国内で3,500種ともいわれる中で、ほとんどの蛾の成虫に毒はなく、幼虫でも毒を持つものはごく一部です。
毒をもつ毛虫について
●ドクガ
ドクガは日本全国に分布し、成虫は年1回夏に発生します。
ドクガの幼虫は夏にふ化したものが8〜10月頃見られ、その後越冬し、翌年4〜6月頃再び活動を開始したものが
見られます。幼虫はふ化後集団で活動しますが、成長とともに分散していきます。
幼虫が育つと体長が25mmほどになり、毒針毛の数は600万本に達します。
幼虫は食性が広く、クヌギ、コナラ、クリ、バラ、ツツジ、キイチゴ、イタドリ、カラスノエンドウなどの葉を食べる。
刺されると激しいかゆみが起こりやがてジンマシンのようになる2〜3週間かゆみが続くこともある。
●チャドクガ
ドクガ科で1〜3cmの黄褐色の地に黒の斑点がある毛虫です。
本州以南に分布すし、お茶やツバキやサザンカでよく発生が見られ、毛虫がびっしりと群がっていて、それがお茶や
ツバキやサザンカの葉だとしたら間違いなくチャドクガです。
集団で葉を食害するので、放置しておくと樹全体が丸坊主になることもあります。
毒性はドクガよりはやや弱いものの刺されるといつまでも激しいかゆみが残り、
それが2〜3週間も続きます。
葉に列をなしてくっついていますので殺虫剤を用いて退治しましょう。チャドクガは、
毛虫の段階はもちろんのこと、繭や成虫にもひどい毒があります。年に2回、5〜6月と8〜9月ごろに発生します。
刺されたときは痛みもなく気づきませんが、徐々に痛みと激しい痒みが出てきて2〜3週間かゆみが続くこともある。
●イラガ
イラガ科。日本全国に分布。庭にいる有毒の毛虫としては、ドクガの仲間と並んで刺されることの多い毛虫です。
幼虫の発生は7〜10月で、よく見られる木はカキ・サクラ・ウメ・ケヤキ・カエデ類・ヤナギ類・プラタナスなどで、
集団で葉裏を浅く食害するので、葉が枯れてしまいます。
イラガの幼虫は成長すると体長が25mmくらいで、からだに多くの
トゲを持った肉質の突起があり、刺すと同時に相手に毒液を注入します。
成虫は無毒で刺しませんが幼虫に刺されると痒みはさほどありませんが、刺された瞬間の痛みは驚くほどの痛みです。
電気が走ったような痛みがあります。駆除方法は、殺虫剤を使うのが一番です。
●マツカレハ
幼虫の大きさは75mmと大きく、その名の通り、赤松や黒松などの松の木に多くみられます。
刺されると激痛が走って驚くほど腫れますが、腫れ自体はすぐにひけますが痒みはしばらく続きます。
庭の松等にもよく見られる毛虫です。冬に松の幹にわらを巻くとその中に潜り込んで越冬しますので、
そのわらを焼いてしまうのが確実な駆除方法です。
毛虫に刺された時の対処法
万が一毛虫に刺された場合は、
患部に残存している毒針毛を除去するために、できるだけ早くガムテープなどではく離する処置を行い、
その後流水でよく洗い流すことが大切です。
痒いからといって、手で掻いたり、擦ったりするのは絶対にやめましょう。
痒みがひどいときは迷わず抗ヒスタミン剤を使用しましょう。